Loading...

  • img_6718

    STUDIO OWL

    STUDIO OWLは市街地の中心地区に計画された2階建ての商業施設で、1階はテナント(調剤薬局)、2階はステージ・防音室・ギャラリースペースを持つ音楽カフェである。アコースティックのギターが心地よく響くようにカフェは大部分が吹抜け空間となっている。ロフトスペースにはギャラリースペースが併設され、お店を訪れた人々が気軽に展示を楽しむことができるようになっている。ライブ時にはステージを見下ろす客席スペースとしても利用できる。建物は内部・外部共、コンクリート打放し仕上げ。コストを最小限にするためスケルトンのコンクリートの骨組みをそのまま建物の意匠として採用している。正面のファサードには杉板を型枠に使用し、杉板の木目を意匠的に演出させている。これは、70年代のコンクリート打放し仕上げであるが、今回あえて採用してみた。70年代の音楽に多くのすばらしい曲があるように、建築の意匠にも当時、美しさがたくさんあったと感じている。杉板の型枠もその一つで、コンクリートの表情を木の木目で和らげてくれる“味わい”があり、当時は意匠として採用されていた。時代を超えた普遍的な美しさは、音楽・建築等といった分野を問わず今でも若い人にも共感や影響を与えているように思う。いい曲がそうであるように、長い時間がたっても愛されるような建物でありたい、そんなことを考えながら作った建築である。STUDIO OWLにそんなメッセージも含めて、多くの人が集まる居場所になってもらえたらと思っている。

    その他の建物