まだコロナが今年も続く感じなので、旅の思い出シリーズを続けることにしました。以前の旅の思い出を写真を見ながら巡る特集「旅の思い出」その15(第15回目)です。
先日、残念ながら亡くなられた、Richard Rogers氏の若き日の作品(レンゾ・ピアノ氏と共同)のポンピドゥーセンター(1977)の写真をアップしてみました。ご冥福をお祈りいたします。撮影:中尾 2015
見学して発見したのはこの巨大な鉄骨のアバンギャルドなハイテク建築は大小の様々なシンプルな六角レンチですべてくみ上げられているという衝撃の事実でした。。
巨大鉄骨の構造体には鋳鉄が使用されています。建物の内部の空間を柱のない広いスペース:大スパン(無柱空間)を実現するために固い構造体(でも、細くスレンダーなデザイン)で設計されています。そのことにより内部が自由に間仕切りの変更ができるように考えられています。
空調は青色で水道管は緑色、電気系統は黄色、人の流れを示す階段やエレベーター、斜路は赤色に塗り分けられています。また、地下の排気ダクトは白い色になっています。当初は、デザインが斬新すぎて歴史ある建物が立ち並ぶパリの美観を損ねるなどの批判がありました。レンゾ・ピアノは「いかめしい文化施設のイメージを破壊したかった。これは芸術と人間のこの上なく自由な関係の夢であり、同時にまた、街の息吹が感じられる場である」と当時語っている。。今ではすっかりパリの中心的文化施設として根付いている。。
過去の旅シリーズは下記のブログに掲載されています。https://atelierbau.exblog.jp/i9/
まだコロナが今年も続く感じなので、旅の思い出シリーズを続けることにしました。
コロナで旅に行けないので、以前の旅の思い出を写真を見ながら巡る特集「旅の思い出」その15(第15回目)です。
巨大鉄骨の構造体には鋳鉄が使用されています。
空調は青色で水道管は緑色、電気系統は黄色、人の流れを示す階段やエレベーター、斜路は赤色に塗り分けられています。また、地下の排気ダクトは白い色になっています。