今年の１級建築士の２次試験の課題が先日発表されました。

今年の課題は「事務所ビル」。具体的なサブタイトルは今年も明示されませんでした。そのようなこともあり、様々なタイプの事務所ビルの設計の実習が必要になります。コロナウィルス感染拡大もあり、働く場所について、様々な変化があったこともあり、事務所建築はある意味岐路に立たされている状況もあって、課題に取り上げられたのかもしれません。リモートワークやシェアオフィス等の新しいスタイルが都市圏では確立しつつありますが、面談で打ち合わせしないとわかりにくい職種もあります。その他、不特定多数の利用者が集う、コミュニティー施設や飲食店、テナントなどの複合した建物の計画の可能性も高いので、利用時間帯等の違いにも入口を分けて利用できるなどの対策が求められることもあります。とにかく、受験生の皆さんはいろんなタイプの問題をトレーニングし、作図時間を短縮できるようになることが、基本的には優位な状況になると思いますので、これから１０月の試験に向けて期間限定で、頑張っていきましょう。資格の学校で講師を今年もさせて頂くようになりましたので、仕事と並行して、受験生の皆様のサポートもさせて頂く予定です。今年から、講座の課題は当日中に仕上げるような仕組みに変わりましたので、より時間を掛けて対応できるようになると思います。受験生の皆さん、頑張りましょう！