猛暑の夏が最近は目立ってきているように思います。温暖化現象により気候変動が生じているを感じざるを得ないのは皆様も同様かと思います。このような気候変動による猛暑で私達の暮らしの環境もより考慮する必要があるように思います。

 今日は「庇」について少し書いてみたいと思います。街中の場合はとても限られた敷地で庇を出すことが難しい場合もあるかもしれませんが、住宅地の場合、南側に居室を設ける場合は庇を設けることをお薦めします。(最近の住宅は庇が短いものをよく見かけます。)庇により、猛暑の季節・豪雨の時期などは開口部からの直射日光、大量の雨を防いでくれます。庇が短く、直射日光が入ってしまうと、空調による光熱費が余分にかかってしまうのと、外壁等の劣化が進みやすく、外壁メンテナンスの期間が短くなる場合があります。

写真:庇と家庭菜園を南側に設けた住宅 House with a Piano room 2022 – アトリエバウ – Atelier bau

庇があることで、日陰を作り、外部と内部の温熱環境を適度にコントロールする機能が活かせます。また、庭などに植栽や家庭菜園などを設けると、緑による日射のコントロールも可能になり、通風の面でも内部と外部が繋がることで、室内の空気も新鮮な状態を保つことができます。大雨の時は、傘を折りたたんだり、買い物から荷物を入れる時、訪問客を迎えたりする際にも便利です。

軒下のある住まいはなんとなく訪れる人や住む人に落ち着きを感じさせてくれる気がします。小さなお子様がいらっしゃるご家族には特に庭遊び等の際にも家族を包み込んでくれるような半屋外空間がとても役立つのではないかと思っています。庇の薦め、とでも言ったらよいでしょうか。家づくりをこれからされる方には様々なアドバイスを行っていますので、お気軽に住宅相談会(無料)をご活用ください。昨今は建築費が高騰しているのでコスト調整等のアドバイスも行っています・・・つづく。

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