House with a small gallery 2013

松山市内の商店街の中にある小さな土地(19坪)に計画された3階建ての住宅。1Fは絵画や陶芸等の展示やイベントスペースといったパブリックな空間(ギャラリースペース+流し台+トイレ):約10坪)、2・3Fは専用住宅(約25坪)となっている。建物の外観はコンクリート打放しで彫刻的なデザインとしており、ギャラリーの場所がわかりやすいようにランドマーク的な役割を担っている。住宅部分は2層で構成され、2F部分はLDKと水廻り(トイレ・浴室・洗面)、3F部分は子供室(2部屋)と主寝室(1部屋+納戸)があり、中庭に対し開放的に設けられている。
1階から3階まではらせん階段によってそれぞれの部屋が繋がっていて、コンパクトな設計となっている。2FのLDKには天窓があり、3階の中庭から自然光が入るようになっている。給湯設備計画ではオール電化+夜間電力を活用した低温水床暖房により省エネルギー型の暖房設備としている。
キッチンや家具・建具はすべて造作とし、小さくても開放感があり、シンプルで使いやすい住宅をイメージし、設計をしている。将来的に1・2F部分は賃貸スペースとしても想定し、いろいろな使い方ができるように計画している。