大阪万博2

 大阪万博の投稿の続きですが、今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」というでーまですが、わかりやすく短い文で説明すると、社会の持続性や文化の多様性、生態系を踏まえた自然環境への地球規模での課題、価値観や取組みを最新技術や科学を通じて様々な可能性を再構築する、というような内容になっています。詳しくは大阪万博の公式サイト(大阪・関西万博の理念とテーマ事業の考え方)をご参照ください。理念とテーマ事業の考え方 | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

メイン会場のリングは1周2kmの巨大木造建築で世界一の規模ですが、その中に各パビリオンや休憩スポットなどがる人工的なグリーンスペース、外周ゾーンにも飲食店や各パビリオンが配置されていました。リングは巨大な縁側空間(バッファゾーン)になっているので、長椅子などで休憩することができますが、今の季節は飲食店で休憩されることをお薦めします。

 

そのようなテーマで様々な国のパビリオンが計画され、それぞれのテーマで展示が行われています。大きなパビリオンの他にも会場では最先端の取組みが行われていました。私が注目したのは大きなパビリオンの他に、休憩スペースやフードコート、店舗、その他にゴミ箱スペースや公衆トイレ等です。日本の来場者以外にも多くの外国からの訪問者が多く訪れるので、多言語でのサインや、混雑しない動線、わかりやすさ、が求められていました。2000万人を来場予定していますが、私が6月頃に仕事の関係で訪れた際は1日12万人(平日)くらいでした。船で大阪へ行きましたので、港からのシャトルバス到着口の近く、西側ゲートでの待ち時間40分くらいだっと思います。このままのペースであれば9月後半頃に2000万にん目標達成できるのではとの報道がありました。

 ゴミ箱はキャッチーなネイミングがされており「Eco station」という名前が付けられていました。ゴミ箱にごみを捨てることがエコに繋がる(環境配慮を促す)ことが子供でも理解できるように、わかりやすい名前でセンスを感じました。

 ゲート近くのトイレは大人数の人が利用することを想定して、入口と出口は分けられていました。つまり、バックしない動線です。床に矢印のサインがあり、こちらも明快でした。

リングの最上階はNYのハイラインのような幅の広い歩道のようになっています。1周2kmあるので、歩いているとトイレに行きたくなることがあります。よく考えているなと思ったのは最上階の歩道のところどころにトイレとEVが交互で設けられていることでした。バリアフリーにもなっているので、障害のある方や高齢者にも優しい設計となっていました。

↑CLT材で作られた最上階の木造スロープ

私はCLTという新しい素材の使われ方や接合方法、木造の屋上緑化等の外構にも興味があったので、高強度な分厚い板がどのように使用されているかをいろいろとみることができました。(日本中から木材が集められています。愛媛県のCLT材もこちらの会場で使用されています)各パビリオンも木材を取入れている国も複数あり、環境への配慮についていろいろ検討したものが多かったです。

↑最上階のトイレ

森の集会所(学校を移築し、リノベーションした建物)

昔の学校の分校を移築したパビリオンもあり、新しいものばかりではなく再利用(建物の歴史も含め)したパビリオンもあり、メッセージ性が強い場所も多くありました。10月まで開催されていますので、大阪方面に行く機会がある方は訪れてみてはいかがでしょうか?入場券の交換チケットはコンビニで買えます。7000円(平日/人)くらいだったと思います。(入口で入場券に交換が必要ですが、スマホの細かな入力はしなくて済みます)

休憩スペース

休憩スペース

飲食エリア

イスやテーブルはリサイクル素材が使用されているものが多くありました。米殻を圧縮したような合板でできているイス。

アラブ首長国連邦間のペイブメント(タイルに給水効果のある木材が混ぜられている外部用タイル)

移動式のゴミ箱(カメラがある)。いっぱいになったら自動で移動すると思われます。(すごい)

パブリックトイレ

多目的トイレ

前回のドバイ万博で使用されたものを再構築しリ・アレンジ設計されたパビリオン

日本館 CLT材が多く使用されていました。

何事も「一見は百聞にしかず」と言いますが、はやり、興味があるものは実際に見ることで発見があり、学びがあります。見る、感じる、考える、いいものを作る。いろいろな建築や社会を見学、観察・分析することは大事かと思っています・・・つづく。

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