旅の思い出 16

まだコロナが今年も続く感じなので、旅の思い出シリーズを続けることにしました。以前の旅の思い出を写真を見ながら巡る特集「旅の思い出」その16(第16回目)です。

写真:中尾 2015

まだアップしていなかった北欧の建築家、アルヴァ・アアルトが設計したルイ・カレ邸のつづきになります。こちらは個室(ゲスト用)の窓付近の写真。カウンター奥行きに変化をつけ、位置により違った使い方がしやすいデザイン(部屋の幅が確保され家具が起きやすい配慮)が施されていました。丁寧な木製サッシと家具の設えがアアルトの特徴の一つですが、住宅はパリ郊外のヴェルサイユに近いバッゾシュ・シュール・グイヨンヌの丘の上に佇んでおり、周囲の森の木々に囲まれた静かな場所にあります。左の空いた扉は浴室・トイレ・洗面がまとまった水廻りでした。

こちらの方向から見るとドアの開く部分は奥行きを少なくし、開口が十分開くように配慮されています。

テーブルは組み合わせができるように加工されており、何通りか置き型を変えれるようでした。私が訪問した時は窓に沿って2つのテーブルが配置されていました。アアルトのように心地よい木造の住宅建築を設計できたらと以前から思っており、2015年に訪問しました。(写真:中尾)

キッチンからも森の景色が楽しめるように設計されています。ドアの上部はあえて凹みを付け、隣の食器収納家具と高さを合わせるように、ハイサッシ風に設えていました。キッチンの天板に沿って窓がありました。(ドアも近くに。)温かなシーズン等、外での食事の際はこちらから料理を出していたのかもしれませんね。車が横付けできるようにもなっていたので、食材の搬入(裏動線)も考えれているような設計でした。(絵画コレクターがバイヤーや芸術家等のゲストを読んでアートやパーティーをたの楽しんでもらうためのゲストハウスのような別荘建築なので食事や宿泊などのおもてなしがスムーズにできるような設計の工夫がいろいろとされていました。)

以前にアップしたカレ邸の記事は下記のサイトにあります。アアルトの建築にご興味あるかたは覗いてみてください。

旅の思い出 その8 ルイ・カレ邸 : アトリエ バウ 1級建築士事務所 「ちょっと気になる家づくり」 松山市 愛媛 建築家 (exblog.jp)

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