旅の思い出24 大埜地の集合住宅 神山町

昨年3月に訪れた時の様子を少し書きます。

昨年3月に徳島県の神山町を訪れる機会がありました。神山まるごと高専の開校記念の見学会があるとのことで、所属している日本建築家協会の事務局よりメールがあり、見学会に参加するために神山町を訪れました。その途中、偶然、町内で完成していた大埜地の集合住宅を道路沿いから発見しました。

すぐにその足て少し立ち寄りました。以前に「里山長屋をたのしむ~エコロジカルにシェアする暮らし~」という本を以前読んでいたので、建物の雰囲気から同じ著者の山田貴宏氏(ビオフォルム環境デザイン室)の設計であることがなんとなくですが、直観で見てすぐにわかりました。地域の木材を活かした、構造と意匠、さらに、エコロジカルな地域暖房設備(木質ペレットによる地域暖房システム(給湯システムを共有する)採用がこちらではされていました。

(写真下はエネルギー棟と窓から覗いた畜湯タンク設備)

3000tのお湯が畜湯されていた。(窓から見ました)

住宅はさすがに見学はできませんでしたが、住宅群に併設された鮎喰川コモン:(子供の居場所スペースのような建物:託児所・児童図書スペース含)を見学することができましたので、その時の写真を少しご紹介させて頂きます。(写真は託児所の方に許可を得て撮影させて頂きました)

親が子供たちが遊んでいるのを流れられる草屋根のあるベンチがありました。

訪問時は誰もいなかったので、コモンの方に許可をもらって建物の見学と撮影をさせて頂きました。 

土間には薪ストーブとハイサイドの窓(ダイレクトゲイン)が設けられ、パッシブ設計の配慮が施されていました。

さっきまで子供たちがいた感じが残る畳の間。奥は芝生の庭と見守り用のベンチが見える。

本棚も地元の杉板で作られていました。児童図書の本棚(上部はハイサイドの窓がありました)

良い建築はやはり実際に見て空間を体験することが何よりも設計者にとって良い学びだと思っています。写真だとアングルが固定されているので、実際の建物の空間を正確には把握できないと思います。少しですが、私が「良い」と思う住宅や建築の雰囲気を皆様にも共有させて頂けたらと思いアップさせて頂きました。

いつか、山田さんのような設計の仕事が木材が豊かな愛媛でもできたらと思っています・・・つづく。

#山田貴宏

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