松山市桑原に計画されたトリミングサロン併用住宅。ファサードの木製ルーバーは敷地向かいのマンションから２F住宅部分への視線防止と南側の直射日光を和らげるための役割、南北へ通風を促すフィルターとしての役割を持たせている。ルーバーは角度を変えることで通風を促しつつ、店舗建築としてのファサードとして表情豊かで立体感のある意匠性を持たせた。１Ｆはトリミングサロン、ドッグラン、ペットホテルがあり、２Ｆは専用住宅となっている。１Ｆ・２Ｆも将来的にワンルームの貸しオフィス等のテナントとして貸せるようにコンクリートの外壁部以外は構造的な柱は最小限とし、ワンルーム化ができるように間仕切りはすべて軽量鉄骨のスケルトンインフィル型建築としている。様々な使い方を前提とした店舗併用住宅としている。日中の外観は夕方になるとライティング効果で柔らかな表情に変化し、街の景観を豊かなものにしている。