HAPPY NEW YEAR 2023

あけましておめでとうございます。

昨年はコロナで本当に大変でしたが、依頼主の皆様、建築工事の皆様に大変お世話になりました。本年も引き続き、設計監理の業務を行っていきますので、ご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。新年が皆様にとって素晴らしい1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

写真:2015 マルセイユ ユニテダビタシオン 屋上庭園にて

 昨年は、ロシアのウクライナ侵攻が深刻化し、コロナウィルスの影響で製造ラインの遅れ等の影響で建設費も1割~2割程度上昇したりと、建築途中の案件などで影響がありましたが、建築会社の皆様、クライアントの皆様のご厚意で、計画やプロジェクトが中断した案件は幸い、ありませんでした。皆様、大変だったかと思いますが、ご尽力頂き、ありがとうございました。飲食・宿泊関係の皆様は現在もコロナ対応の影響が続く状況ですが、これを機に何か業務体制など見直す機会になっているようにも思います。

 そんな状況の中、自宅勤務や住宅で過ごす時間が長くなり、住まいの快適性や自宅での働き方などのライフスタイルが変わってきている社会情勢もあり、住宅の新築や改修をこの機会に検討されたいとのご相談の問い合わせを複数受けました。

 既存住宅、新築においても、これからの生活スタイルは現況の複雑な「新しいノーマル」の暮らし方を反映させる必要があるのだと感じています。

 新年もいろいろな課題があると思いますが、前向きに今の状況を分析しつつ、持続可能な暮らし、社会の実現に建築の設計を通して、皆様のご相談に貢献できたらと思っています。

 当社では設計監理契約を交わして行う住宅設計は地域材を80%以上活用する取り組みを全物件取組んでいます。運搬や製造段階でのCO2の削減や、地場産業の林業関係の皆様との交流をエンドユーザーである依頼主の皆様にも住宅建設の際に、ご理解いただき、地域の職人さんと共に家づくりを行っています。2030年に向けて、省エネ設計、パッシブ設計等にも取り組みを行いながら、瀬戸内の自然や地域特性踏まえ、それぞれの敷地に対して、質の高い、快適で健康的な暮らしの実現に貢献できたらと思っています。

 様々な分野の建築設計についてもその場所の特性や求められる機能、構造、意匠的なデザイン性を考慮し、長く愛される建築の姿を皆様と共に考えながら、依頼主の皆様へ設計提案を行っています。新年も依頼主の皆様の設計相談の場を予約制ですが、設けていますので、お気軽にご相談ください。


令和5年1月3日 株式会社 アトリエバウ 代表取締役 中尾 忍