松山市御幸町の静かな住宅地に計画されてた木造2階建住宅。若い家族(夫婦、子供3歳(男の子))のための住宅で、子供室以外は1Fで生活できるように計画された。敷地は廻りの住宅や道路により4方向から囲まれているため、プライバシーを確保しながら開放的で快適な暮らし方ができるように、住宅の中心に7畳ほどの中庭が設けられている。
各部屋は中庭に対し開放的な開口部を持ち、家族の様子が中庭を通して感じ取ることができる。キッチンからはLDK、中庭、2Fの子供の様子が感じられるような配置とし、家事動線も短くなるように浴室・洗面室等の水廻りからも近い場所とした。浴室は中庭に面し、自然光を感じながら入浴が楽しめるように設計している。開放的な間取りにも関わらず、高断熱仕様(ダブル断熱+トリプルガラス)で長期優良住宅、耐震等級3を実現。住宅工事後、太陽光発電設備も設置されている。3方向の道路をポジティブにとらえ、東側に駐車スペース兼通路を設けることで、バックが不要なロータリー型駐車場とした。