小さな平屋の家

昨年末、コロナが一旦、終息した時期に、2年ぶりに以前設計させて頂きた伊予市の住宅「小さな平屋の家」に訪れてみました。引き渡してすぐにコロナになったので、完成後に伺う時期を模索していました。

家庭菜園の様子と庭の植栽の様子(全室南向きの住まい)縁側が庭に面してあります。

定年退職後のご夫婦の2人住まいの家ということで、最初はリフォームも視野に住まいを検討していたお二人ですが、いろいろ水廻りをやりかえたり、間仕切りを変えたり、内装を変えたり、いろいろしていると、1000万近く見積もりが出たそうです。それで私のところに最低限の費用で小さな家を建てたいとご相談がありました。以前に25坪の平屋の住宅を久万高原町に設計したことがあったので、その方のご自宅を外から見て頂き、サイズ感と概算見積り、外構費、登記やカーテン等その他の諸費用、設計費をご確認して頂いたうえで、25坪の住宅の設計が始まりました。1年程経った頃に、設計がまとまり、そのあと、良心的な小さな工務店さんに半年かけて工事をして頂き、2年前に完成しました。県産材の杉を構造材と外壁、床材にシンプルに施工する工法をこの工事では研究することができました。時間がたっても味わいのある外壁や庇のある外縁側で訪れる人を暖かく迎えてくれると思います。(玄関は反対側にあります)習字のアトリエのある2Fロフト以外は1Fで生活空間が完結しています。

南側に面してLDK、主寝室、ロフトが設けれれています。冬場の陽当りの良さはかなり良いです。

平屋なので、音楽が好きなご主人様が楽しめるように残響時間が少し長めになることと、冬場でも採光がハイサイド窓から入るように吹抜けを設けています。この日も12月の時期でしたが、朝の時間帯でも自然光が心地よく南側から入っている様子が確認できました。庭の家庭菜園も楽しまれているようで、お二人の楽しそうな生活を垣間見ることができ、私も心地よいお茶の時間を楽しませて頂きまいた。K様、写真の方、撮影させて頂き、ありがとうございました。  写真:藤村 泰一

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